コングレス(国連犯罪防止刑事司法会議)は、5年に一度開催される犯罪防止・刑事司法分野における国連最大規模の会議です。
 コングレスでは、各国の司法大臣や検事総長等を含む世界中の犯罪防止・刑事司法分野の専門家が集い、議論や知見の共有などを通じて、様々な分野における国際協力を促進し、より安全な世界を目指して協働することを目的としています。

 日本では、1970年に第4回コングレスを京都で開催しています。2020年4月に京都で開催する第14回コングレス(京都コングレス)は、50年ぶり2度目の日本開催となります。
 京都コングレスでは、「2030アジェンダ(※)の達成に向けた犯罪防止、刑事司法及び法の支配の推進」という全体テーマを掲げて、国際社会が直面する刑事司法上の問題に効果的に対処するための方針を打ち出していきます。
(※)国連サミットで採択された行動計画。持続可能な開発目標(SDGs)を掲げています。

 また、京都コングレスに先立ち、世界の高校生・大学生等の若者たちに、京都コングレスの会場に集い、コングレスの議題に関連したテーマについて議論してもらうことを通じて京都コングレスに参加してもらうために、京都コングレス・ユースフォーラムを同じく2020年4月に開催する予定です。

 日本刑事政策研究会が読売新聞社と共催して募集する懸賞論文についても、今年度は京都コングレス・ユースフォーラムのテーマに即した題目とする予定です。

 日本刑事政策研究会は、刑事政策の研究・刑事政策思想を普及する立場から、京都コングレス及び京都コングレス・ユースフォーラムを応援したいと考えておりますので、今後とも皆様の御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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